こんにちは!このガイドでは、Windowsシステム上でクロードデスクトップ用のモデルコンテキストプロトコル(MCP)サーバーをセットアップする手順をご紹介します。これにより、クロードがさまざまなデータソースやツールと連携できるようになります。
必要条件
開始する前に、以下がシステムにインストールされていることを確認してください:
- クロードデスクトップ:クロードの公式ウェブサイトから最新バージョンをダウンロードしてインストールしてください。
- Node.js(バージョン18.x以上):MCPサーバーを実行するために必要なJavaScriptランタイムです。
- ダウンロード:https://nodejs.org/にアクセスし、最新の安定版をダウンロードしてください。
- インストール:ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了してください。インストール中に**「PATHに追加」**オプションが選択されていることを確認してください。
- インストールの確認:
- コマンドプロンプトを開きます。
- 以下のコマンドを入力し、それぞれの後にEnterキーを押します:
 
 
node --version
npm --version
where node
npm root -gこれらのコマンドは、インストールされたNode.jsとnpmのバージョン、およびそれらのインストールパスを表示します。where nodeとnpm root -gコマンドで返されたパスをメモしておいてください。後で必要になります。
ステップバイステップのインストール手順
1. MCPサーバーのインストール
MCPサーバーは、クロードの機能を拡張し、さまざまなデータソースやツールと接続するためのものです。
- 管理者としてコマンドプロンプトを開く:
- スタートメニューをクリックします。
- 検索バーにcmdと入力します。
- コマンドプロンプトを右クリックし、**「管理者として実行」**を選択します。
 
- 主要なMCPサーバーをグローバルにインストール:
- コマンドプロンプトウィンドウで、以下のコマンドを実行します:
 
npm install -g @modelcontextprotocol/server-filesystem
npm install -g @modelcontextprotocol/server-memory
npm install -g @modelcontextprotocol/server-brave-searchこれらのコマンドは、ファイルシステム、メモリ、およびBrave検索のMCPサーバーをグローバルにインストールします。
インストールの確認:
- インストール後、以下のコマンドを実行します:
npm list -g --depth=0これにより、グローバルにインストールされたnpmパッケージのリストが表示されます。インストールしたMCPサーバーがリストに含まれていることを確認してください。
2. Claudeデスクトップの設定
インストールしたMCPサーバーをクロードデスクトップと統合するために、設定ファイルを変更する必要があります。
- 設定ファイルの場所を確認:
- Win + Rキーを押し、- %APPDATA%\Claude\と入力してEnterキーを押します。
- これにより、クロードデスクトップの設定ファイルが含まれるディレクトリが開きます。
 
- claude_desktop_config.jsonの編集または作成:- claude_desktop_config.jsonファイルが存在する場合は、メモ帳などのテキストエディタで開きます。存在しない場合は、新しいファイルをその名前で作成します。
 
- MCPサーバーの設定を追加:
- ファイルに以下のJSON設定を挿入します:
 
{
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "C:\\Path\\To\\node.exe",
      "args": [
        "C:\\Path\\To\\server-filesystem\\dist\\index.js",
        "C:\\Users\\YourUsername\\Documents"
      ]
    },
    "memory": {
      "command": "C:\\Path\\To\\node.exe",
      "args": [
        "C:\\Path\\To\\server-memory\\dist\\index.js"
      ]
    },
    "brave-search": {
      "command": "C:\\Path\\To\\node.exe",
      "args": [
        "C:\\Path\\To\\server-brave-search\\dist\\index.js"
      ],
      "env": {
        "BRAVE_API_KEY": "your_brave_api_key_here"
      }
    }
  }
}注意:
- "C:\\Path\\To\\node.exe"は、先ほど- where nodeコマンドで確認したNode.jsの実行ファイルのパスに置き換えてください。
- "C:\\Path\\To\\server-filesystem\\dist\\index.js"などのパスは、- npm root -gコマンドで確認したグローバルな- node_modulesディレクトリ内の各MCPサーバーの- index.jsファイルのパスに置き換えてください。
- Brave Searchサーバーを利用する場合は、"your_brave_api_key_here"を実際のBrave APIキーに置き換えてください。
ファイルを保存して閉じる。
ステップ 3: 開発者モードの有効化
MCPサーバーを利用するためには、Claude Desktopで開発者モードを有効にする必要があります。以下の手順に従ってください:
- Claude Desktopを起動:
- デスクトップ上のClaude Desktopアイコンをダブルクリックしてアプリケーションを開きます。
 
- ヘルプメニューから開発者モードを有効化:- アプリケーションの左上にある三本線のメニュー(ハンバーガーメニュー)をクリックします。
- ドロップダウンメニューから**「ヘルプ」**を選択します。note(ノート)
- 表示されたオプションの中から**「開発者モードを有効にする」**をクリックします。
 
- 設定メニューへのアクセス:
- 再度、左上のハンバーガーメニューをクリックします。Qiita
- **「ファイル」を選択し、次に「設定」**をクリックします。
 
- 開発者タブでの設定:- 設定ウィンドウが開いたら、左側のリストから**「開発者」**タブを選択します。
- **「構成を編集」**ボタンをクリックします。
 claude_desktop_config.jsonファイルが保存されているフォルダーがエクスプローラーで開かれます。
- 設定ファイルの編集:
- 開かれたフォルダー内のclaude_desktop_config.jsonファイルをテキストエディタ(例:メモ帳)で開きます。
- 以下の設定を追加または編集します:
 
- 開かれたフォルダー内の
{
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "C:\\Program Files\\nodejs\\node.exe",
      "args": [
        "C:\\Users\\YourUsername\\AppData\\Roaming\\npm\\node_modules\\@modelcontextprotocol\\server-filesystem\\dist\\index.js",
        "C:\\Users\\YourUsername\\Desktop"
      ]
    }
  }
}
注意:
- YourUsernameを実際のユーザー名に置き換えてください。
- 上記のパスは、Node.jsやMCPサーバーのインストール状況によって異なる場合があります。
- "C:\\Users\\YourUsername\\Desktop"は、Claudeにアクセスさせたいディレクトリを指定します。必要に応じて変更してください。
6.変更の保存とClaude Desktopの再起動:
- 編集したclaude_desktop_config.jsonファイルを保存して閉じます。
- Claude Desktopを一度閉じ、再度起動します。
以上の手順で、Claude Desktopの開発者モードが有効になり、MCPサーバーとの連携が可能となります。設定が正しく行われていれば、Claude Desktop内でMCPサーバーを利用した操作が行えるようになります。
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